キャンプをするようになるといろいろと道具がほしくなる。あれがあれば便利。これがあれば快適と考えるのも楽しい。もちろんキャンプの道具を揃えることは楽しみのひとつであり、アウトドアショップに立ち寄った時にはワクワクする。海外に旅行している時と違い、日本ではいろいろな物が簡単に手に入るから余計である。。しかし一つ揃えばまた次の物がほしくなり、一瞬の満足感を得るとともに新たな物欲が生まれてくる。キリがない。物欲という悲しきかな人間の性である。いつでもキャンプに行ける訳ではないから時々キャンプ用品を買って欲を満たしている感じがする。でもこのまま買いたすと置場にも困るし、荷物も当然増え重くなっていくので歯止めがかかるのだが物欲は簡単にはおさまらない。だから自分の場合は道具がある程度そろったらできるだけ道具のことを考えないようにしている。日常の便利な環境から不便な環境へ行くことも楽しもうと思っている。とは言っても色々欲しくなっちゃうんですけど。
小さな自然破壊
軟弱な私たちはかなり快適さが予想されないとでないと行く気にならない。冬のキャンプなんて寒くてダメであるし、よほどのことがないと遠方までキャンプに行かない。プラスとマイナスを天秤にかけマイナス要因が多いと行かない。快適なキャンプは誰もが求めるものだが、当然、いろいろな要素(天気、温度、ロケーション、食べ物、健康状態等様々)が組み合わさって快適かどうか判断されるので一概には言えない。それに人によっては快適で他の人にとっては快適でないこともありうる。例えば同じキャンプ場に行ってもて良い所と感じる人もいるし二度と来たくないと所と感じる人もいるだろう。快適かどうかは個人の主観によるところが多いからそれぞれの好みのスタイルが出来上がるのであろう。だから人に積極的に勧められないし、人の評価はあまり気にしないようにしている。
物欲とキャンプ道具
かつて神奈川の玄倉川でキャンプをしていた人18人が増水で流さ13人が死亡するという痛ましい事故があった。大丈夫だろうという一つのあやまった判断が事故を招いた。ダム職員をはじめ警察官などの再三の警告を聞こうとせずに退去しなかったというのが二次的な要因であるが、河原でキャンプする場合は特に天候に気をつけなければならないと思う。私は子供のころ川の近くに住んでいたので普段の静かな川の流れからは想像もつかない恐ろしいほどの豹変ぶりを知っているから慎重にならざるを得ない。予想外の雨、風というのは当然ある訳だし、情報の少ないキャンプにあっては常に管理人のいるキャンプ場はまだしも、夜、管理人がいなくなるキャンプ場もしくは管理人のいないキャンプ場などに宿泊する場合は特に注意しなければならないと思う。その場合は完全に自己責任でキャンプをおこなわなければならない、キャンプ場に雨が降っていなくても上流で雨が降っていれば急激な増水ということもありうる。また、ダムの放流による増水ということもあるからダムが上流にあるかどうかも知っておいたほうが良いだろう。楽しいはずのキャンプがとりかえしのつかない事態になるようなことは避けるために特に天候には気をつけたいし、より慎重になって楽観的判断はしないように心掛けたい。
アウトドアのコラム
快適なキャンプ
どうしてキャンプに行きたくなるのか。それはやはり都会を離れ、自然の懐のなかでゆったり過ごしたいいうことであろう。だがそれは当然、自然を守っていかなければならないという義務を負うということでもあると思う。我々ひとりひとりに出来ることは少ないが、そのひとりひとりが自覚して行動することから始めるしかないであろう。ゴミの持ち帰りは当然(キャンプ場で処分してくれる場合以外)のこととして、炊事場の排水にも気を配りたいと思っている。キャンプ場では炊事場の排水が垂れ流しのところも多い。何気なく使う合成洗剤が地下にしみこんでいくということを考えるとこれも小さな自然破壊なんだなと気づく。できるだけ自然に分解し、環境に悪影響を及ぼさない洗剤等を持っていこうと思っている。ビニール、プラスチックのごみもそうである。キャンプ場でも時々落ちているのを見かけるがビニール、プラスチックはそのまま分解もされず、誰かが拾わないかぎりずっと残ったままになる。環境破壊だけではなく他の何人もの人が不快になるのだ。
河原キャンプは増水に注意
キャンプ道具のブランドイメージ

キャンプを始めたばかりの頃はコールマンしか知らなかった。しかし時を経ていろいろなメーカーを知るようになった。安いがほとんど中国製等の輸入物のキャプテンスタッグ、キャンパーズコレクション、ロゴス等。国産(例外もあるが)のスノーピーク、小川キャンバル、ユニフレーム等。コールマンも昔はブランドイメージは良いと思っていたが中国製が多いので物によっては?の物もある。やはり品質の上では日本製がピカいちだと思う。仕事の関係上、中国製家具、その他アジア製家具、イタリア製家具等を扱うこともあるがやはり中国製等、アジア製の家具は品質がいまいちである。部材の欠損、寸法の不正確さ、塗装の品質、汚れ、傷等まさしく安かろう悪かろうという感じ。イタリア製家具はデザインが良い物もあるが作りがアバウトでち密さにかける物が多い。アウトドア用品に限らず日本の一流企業の製品だって中国製とかが多い。日本製が一番だと思うのだが今や日本製を探すのは難しい。ただ中国製だからだから良くないという訳ではなく、いかにそのメーカーが中国の工場の技術を上げ、生産の品質管理を行うかにもよる。アジアを旅行するとわかるが国民性というのもあり品質管理もたやすくはないであろうと思う。同じ中国製でも良い物、悪い物の差はあるので消費者もよく見極める目が必要である。日本人はち密さ、正確さを求めるところがあるので日本製が一番性にあっているし安心感が一番ある。しかし、価格のことを考えると日本製の物ばかりを買うわけにはいかないし、日本製だからといって悪い物もある。自分はスノーピーク派という訳ではないがやはり品質はスノーピークがすぐれている物が多いと思う。しかし高すぎて買えない。というかそこまでお金をかけたいとは思わない物が多い。また、スノーピークにしろユニフレームにしろひとつのメーカーで統一したいとも思わない。その道具の必要度と品質、価格を天秤にかけ、買うことにしている。それにキャンプは当然、自然のもとで行うのだから雨、風、火、水、泥等による汚れ、破損を覚悟しなければならない。そうなると物によっては使い捨て感覚のものを選ぶとか、とりあえず丈夫そうな物を選ぶようにしている。だからうちのキャンプ道具のメーカーはバラバラである。
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