旅の記録(2004年)
 ヨガで有名なリシケシュ。見えている川はガンジス川。水も綺麗で冷たい。 ベドニケタン。アシュラムだがツーリストも泊まれる。リシケシュの町から乗り合いのオートリキシャに乗り、シバナンダアシュラム近くのラムジュラ(橋)でおり、橋を渡って、右側に歩いて行ったところにある。毎日朝と夕方に一回50ルピーでヨガの教室がある。出ても出なくてもよいのでなまけものには良い
 町の屋台。おいしくて何回も行った。 ラムジュラ(橋)この橋を渡ったところにテンプル(寺院)がたくさんある。
火葬しているところ。灰は聖なる川、ガンジス川に流す。  ラムジュラよりもっと上流のあたり。ラクシュマンジュラが右に見える
旅の記録(1995年)
シバナンダアシュラムの病院の一角でクリシュナンダジの瞑想会が毎日行われ、参加する。 ベドニケタンの部屋の中。インドでは部屋の中で自炊できる所も多い。
旅の記録(1993年)
日本人が集まって食事会。それぞれ作った料理を持ち寄った シバナンダアシュラムで日曜日に行われるキルタン。神への賛歌を楽器を奏で歌って踊る
ヨガのひとつ。誰でも参加できる。
シバナンダアシュラムにはこの他にも誰でも参加できる集い、プログラムがいろいろある。
旅の記録(1992年)
ベドニケタンからラムジュラに向かう道 ガンジス川にて。水は冷たくてきれい
ヨガ
リシケシュにはヨガを真剣に学びにくる日本人も多い。ヨガを学べる所はいろいろあるので情報収集が必要である。時間にゆとりを持って滞在すると良い。日本人を探して情報をもらうか、いろいろ回って話を聞き、、自分にあった所を探して学ぶと良い。食事、宿泊付きで一日のスケジュールもきっちり決められて学べる所もあるが、一番大きなシバナンダアシュラムに運よく入れると無料で宿泊、食事もでき、講義がうけられる(寄付でなりたっている)がハタヨガのクラスはやっていたりやっていなかったりする。どの場所でもハタヨガだけを学ぶなら英語ができなくても形をまねてなんとかなるが、しっかり学ぶには英語が必要である。元来の怠け者である私は真剣に学ぼうとは思っておらず、ちょっとかじってみるかという程度の気持ちであった。そんな私にぴったりだったのがベドニケタンというアシュラムであった。ここは毎日朝晩ヨガの教室があるが別にヨガの教室に出なくても自由でゲストハウスのように使え、宿泊のみもOKである。1月に訪れているので朝は肌寒く、軟弱な私はもっぱら夕方からの教室に参加した。ただし自分が滞在していた時はヨガのレベルが高いとは言えず、真面目にヨガを学ぶには他のヨガ教室を探したほうが良いかもしれない。ある日サドゥーの一人に言われた。お前は何の為にヨガを学ぶのだと・・・。答えにつまった。さらにどうしてハタヨガなんだ。と言われ、適当な答えをするとケッと笑われた。ハタヨガは何のためにやるのか知ってるか?瞑想をするための体を作るためのヨガだぞ。日本で一般に言われているヨガとはすべてハタヨガであり、ハタヨガをすることが目的のように思っていた私は自分の不勉強さを嘆いた。ヨガは日本では大抵ストレッチとか健康法としてとらえられているが(自分もそうでした)、ヨガとはもっと高い所を目指すものと初めて知った。アーサナを行うことにより宇宙と体のエネルギーのバランスを取り、さらに瞑想をして、エゴを乗り越え、宇宙意識(ある意味では神と言えるでしょう)との一体化、悟りをめざすという壮大な目的があるのです。ヨガはヒンドゥー教の修行法であるため、ヒンドゥー教やインド哲学を日本であらかじめ調べておくとより深く学べる。リシケシュでは書物は殆ど英語かヒンディー語なので読むのは大変である。

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インドの中でもリシケシュは最も好きな所のひとつである。山に囲まれ、時折通るオートリキシャの黒い排気ガス以外は良い環境である。ニューデリーなどの都市と違い、うるさい奴もいないのでびっくりするくらいのんびりと過ごせるシャンティー(平和)な良い所である。リシケシュはニューデリーから直行バスで7時間位(少し下流にあるハリドワールまで電車もしくはバスで行き、ハリドワールからバス(30分位)で行くという方法もある)。リシケシュ行きのバスはオールドデリーの北側にあるISBT(長距離バスターミナル)から頻繁に出ている。電車は本数が少ないし、ハリドワールまでしか行かない。ヒンドゥー教の聖地でガンジス川の上流沿いにある。リシケシュはビートルズがヨガの修行をした所で有名である。インド各地にもヨガの教室があるが、リシケシュといえばヨガ、というほど盛んに行われており、ヨガを真剣に習いにくるツーリストも多い。ヒンドゥー教の巡礼者もいるが下流にあるハルドワールに比べると少なく、静かでアシュラム(ヒンドゥー教の修行道場)が多く、修行の町である。リシケシュの町の対岸にテンプルやアシュラムの多い一帯がある。ゲストハウスもあり町中に滞在するよりこのあたりに滞在するとのんびりできる。町の中心からは離れており、歩いて行けなくもないが移動には乗合いのオートリキシャを利用すると便利である。ただ聖地であるためベジタリアンの町なので長期滞在の場合、食事にこまる。これも修行と思えばなんとかすごせるが毎日野菜カレーのターリーばかり食べていてもあきてしまう。町に行けば卵は食べられるが、アシュラム周辺は食べられない。タマネギ、ニンニクも食べられないほど完全な菜食である。アルコールももちろん飲めない。毎日、味気ないカレーも食えないし、自炊して何とか過ごす。それでも1992年に初めて訪れて以来、3回訪れている。リシケシュに限らないが北インドでは12月~2月位は朝晩は息が白くなるほど寒く、ホットシャワーがないと少し辛い。長く泊っていたベドニケタンは昔、水シャワーしかなく、暖かくなる昼間にシャワーを浴びた。5月~6月にかけて気温がもっとも上がり、猛暑が続く。食欲も落ち、体調をくずしやすい。7月~9月にかけては雨季で雨が多く降る。という感じで快適に過ごせる期間は短い。
リシケシュの乞食
ラムジュラ(橋)の近辺には何人かの乞食が座っている。仏教もそうだがヒンドゥー教では功徳を積むと来世で幸せになれるという考えがある。乞食も施しをした人が功徳を積めるよう施しをもらってあげてるのだ。ラムジュラに座っていた乞食の一人は足にケガをしていた。ケガを見せて同情を乞っていた。私は毎日、彼の前を通り、シバナンダアシュラムという所に通っていた。毎日同じところを通るのでその乞食を見ていたが何日か過ぎてケガも大分良くなったなと思っていたら、ある日、ケガがまたひどくなっていた。そう彼は自らキズを広げたのであった。
サドゥー
ベドニケタンでのヨガの教室。一ヶ月も続けると体がかなり柔らかくなる。このころはヨガの教室は無料だった。 ラグナートというサドゥーと老人のサドゥー。一見乞食と見分けがつかない。インドで初めてであったサドゥーである。
海外一時脱出 TOP
リシケシュはヒンドゥー教聖地であるため、BABAと呼ばれるサドゥーがたくさんいる。日本人の私から見るとただの乞食にしか見えないサドゥーとは日本でいう修行僧である。未だに乞食と見分けがつかない時もある。サドゥーも色々なタイプ(流派)がいる。リシケシュで路上にすわっているサドゥー達は小さな荷物を持つだけで聖地を転々として修行しており、寒い冬でも外で毛布一枚で寝ている。日本の裕福な(?)坊さんと違い何と過酷なんだと思う。リシケシュにいるババたちの中には道端であやしげなものを吸っている者もたくさんいる。シヴァに捧げるものだという。ババの中には人をだますような奴もいるが、なかにはすばらしい人物もおり、コミニュケーションをとってヒンドゥー教にどっぷりつかってみるのもおもしろいと思う。縁があれば自分を導いてくれるようなサドゥーに出会い、スピリチュアルな話を聞けるかもしれない。
インドに何故惹かれるか?
バラナシ

   ヒンドウー教のシヴァ神
シヴァ神の頭から噴き出している水はガンジス川の始まりを表わしている。中央にあるのはシヴァ神の象徴リンガ(男根)

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